性別はどうでも良くなったから僕はセクシャリティの武装を手放す

こんにちは!Xジェンダーでブロガーの礼司です。

 

2017年の4月、僕はこんな記事を書いていました。

武装としてのジェンダー、FtXとして生きるということ

 

そこから少し時は流れて、今僕はクローゼットに暮らしてきた地元を抜け出し、千葉県金谷のコワーキングコミュニティまるもというフリーランスの集まるコミュニティで、自分のセクシュアリティをオープンにして暮らしています。

 

オープンにすることを選んでから、僕にとってのXジェンダーの在り方は少し変わってきています。

 

異性愛が当たり前の世界での生き辛さ

男性は女性を好きになるものだし、女性は男性を好きになるもの。

たいていはみんな、その異性愛規範を当たり前に受け入れています。

 

でも僕にとってその世界は、とても息苦しいものでした。

 

自分が男性に異性として恋愛対象に見られること自体も苦痛だったけど、本当に嫌だったのは男性の一番の理想像であろうとする女の子たちの競争。

思春期の頃は特にそれが激しかった。

 

自分のセクシャリティを自覚するまでは、僕も必死で男の子たちの目に入るように頑張らなくてはいけませんでした。

なぜなら男の子からかわいいと言ってもらえること・愛されることが、女の子たちにとって一番の価値だから。

 

女性として生きるというハードル

女性として生きる人生にはたくさんの見えないリミットがあります。

  • 何歳までに結婚できなければ負け。
  • 彼氏がいることがステイタス。
  • 誰よりも痩せててかわいくなければだめ。
  • 出産して子供をもつことが女性としての一番の幸せ。。。

 

恋愛至上主義の風潮の中で、それに価値を見出さない女性たちが自分自身の意見を通していくのは大変なことです。

女性として生きながら、世間からどう見られるかなんて気にせず自分らしさを貫いている人たちは本当にすごいと思います。

 

でもその達観を得るためには、僕にはどうしてもXジェンダーという器、言語化の手段が必要でした。

 

Xジェンダーという答え

女性であることも男性になることも捨ててXジェンダーとしての足場を得ることで、僕はやっと異性愛規範や恋愛至上主義から降りることができました。

もう少し正確に言うと、それがなければ自分にとっての苦しい価値観から降りることすらできなかった。

 

その意味ではある種の頑なさの上で、「女の子だから」の言葉に押しつぶされるようにして、女ではないということを自分自身に思い込ませていったところもないとは言えません。

 

でもだからといってXジェンダーとして生きるためにした選択の数々、Xジェンダーとして周囲にカミングアウトして生きることを決めたことや、胸オペを決めたことに後悔はないんです。

 

今の生き方が、自分にとっての「自分は何者であるか?」の答えであり、そこに他人がどう思うかを介在させる余地も、大多数の了解も必要もないと思っているからです。

 

セクシュアリティではなく尊重すべき1人の人として

 

ありがたいことに周囲があまりにも平然と受け入れてくれるので、性別や男女差を以前のようには気にしなくなりました。

「受け入れてもらえる」ということの意味は特別扱いをされるということではなく、良い意味で放っといてくれるということ。

 

それは別にセクシュアルマイノリティの当事者である僕に限ったことではなく、去年も言ってたけどまるもという場所がすごく否定のない場所なんですよね。

金谷のコワーキングスペースまるもに行って人生を変えるきっかけをつかんだ話

 

カテゴライズを始めればみんな何かしらのマイノリティにはなるのかもしれません。

でもそれは別に欠陥・欠落ではなくてただの個性です。

 

「どんな人も当たり前」

その価値観が言葉にしなくても通底しているコミュニティというのは、本当の意味で成熟した社会なんだと思います。

 

いつかカテゴライズの垣根がなくなるように

LGBTQQIAAPなんて言葉も出てくるくらい、セクシャリティのカテゴライズは日々増え続けています。

REIJI
ちなみにLGBTQQIAAPは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・クィア・クエスチョニング・インターセクシュアル・アライ・パンセクシャルの略。

 

LGBTだけでは拾い上げきれないセクシャリティを持つ人が、どこかに所属するという安心感を求めての結果だと思います。

 

そのままの形でそこにいることを了承されるというのはセクシュアルマイノリティ、LGBTsにとって一つの理想形です。

LGBTという言葉が無くなる世界もそう。

 

 

いつか誰もが武装を手放すことができる日を切に望みます。

 

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