FtXだけど胸オペをすることを決めた僕の話

ツイッターで知ってくれている人もいるかもしれませんが、胸オペをすることを決めました。

 

胸オペというのは、性同一性障害の治療として行われる性別適合治療のひとつで、乳腺を摘出して胸を平らにする手術のことです。

主にはFtM(身体的な性別は女性だけど性自認が男性の人)に対して行われる手術ですが、僕はFtX、Xジェンダーです。

 

Xジェンダーという性自認で、どうして胸オペをすることを決めたのか。

今日はその理由あれこれについて書いていきたいと思います。

 

胸オペを決めた経緯と僕の性自認

僕の性自認

僕の性自認は、Xジェンダーの中性です。

女性の身体を持って生まれましたが、高校生のころから自分の身体、特に胸に対する嫌悪感と違和感とを抱えてきました。

 

FtMの方では、「自分は男性なのに身体的には女性」

MtFの方では、「自分は女性なのに身体的には男性」という違和感(=性別違和)を持っています。

 

しかしXジェンダーである僕の感覚というのは、

REIJI
女性でいることが嫌だ。

と思う一方で、なりたい身体が男性か女性のどちらであるのかは、はっきりと分類できないのです。

 

胸オペをすると決めるまで

性別違和もあいまいなら、身体に対する感覚もあいまい。

自分の感覚を信じれないから、僕はいつも長期的なリスクを天秤にかけて物事を決めてきました。

 

ホルモン治療は、長期的に行っていったときの身体的なリスクと、完全に男性とも言い切れない性自認のために選択肢にはならなかった。

 

胸オペに関しては、自分の胸が嫌だという感覚はずっとあって手術することを考えてきましたが、

  • ナベシャツの息苦しさや不快感、乳腺を圧迫し続けることで生じる発がんリスク
  • ずっと自分の身体が恥ずかしいと思いながらいけるかどうか。
  • 自分にとっての生きづらさを解消することを選んだ時に、男性でも女性でもない中途半端な身体だと、将来的にパートナーを得ることは諦めなければいけないかもしれないこと

 

最終的にこの3つのことを天秤にかけ、僕は

REIJI
自分で自分の身体を認められるようになりたい

という結論を出しました。

 

なぜ今の時期だったのか

手術を決めた時期としてはまあ色んなタイミング的に

  • 薄着になる夏前に手術を終わらせたい。
  • 看護師の仕事を辞めて時間に余裕がある。
  • ナベシャツを着用している期間が長いほど、また年齢が上がるほど術後の皮膚の下垂が起こるリスクが高くなる。
    いずれ胸オペをするなら20代のうちが理想。

という感じで、やるなら今しかないということで手術を決めました。

 

胸オペ以外も治療をするのか?

今後胸オペ以外の治療、子宮・卵巣摘出や男性化を目的とするホルモン治療などをするつもりはありません。

つまり今回の胸オペが、僕にとって最初で最後の性別適合治療になると思います。

 

男らしさ・女らしさ そしてXジェンダーらしさ

最近、たまたま何人かのXジェンダーの当事者の方とお話をする機会があって、感じたことがひとつあります。

それは、同じXジェンダーの人では、その人の周りの雰囲気というか空気感のようなものがすごく似通っているということ。

 

Xジェンダーの中には、FtX、MtXがいて(XtXの方にはお会いしたことはないですが)、

さらに中性・両性・無性・不定形性などXジェンダーとしての在り方や、それぞれのバックグラウンドはまったく違います。

それなのに同じ空気感を感じる。

 

これって、女性らしさや男性らしさと同じように、「Xジェンダーらしさ」と呼ぶべきものも確かに存在するということなんじゃないかと思うんですよね。

身体がどうとか外見がどうとかとはまったく違うところで、XジェンダーはXジェンダーとしての共通項を持っていると。

 

つまり何が言いたいかというと、

僕たちが「Xジェンダー」と呼んでいる性自認の実感は、僕たちの頭の中だけで起こっていることではなく、確かに実態として存在するということ。

僕が今まで悩んできたのもここでした。

 

だとするならば、僕たちの性自認、性別違和、そのすべては絶対的に正しいはずです。

だって欲しいのは、男性の身体でも女性の身体でもない、「Xジェンダー」としての身体や生き方だったから。

 

どんなセクシュアリティを生きる選択も正しい

 

今まで言語化されず表面化もされてこなかったセクシュアリティを生きる僕たちXジェンダーにとって、間違っていないと言ってもらえることはどんなにか必要なことだろうと思います。

顕在化してこなかったからといって、Xジェンダーが存在しないということでは絶対にありません。

 

Xジェンダーである一人ひとりそれぞれの感じ方と実感があって、それに従って

治療をするのも、しないのも

どんな一人称を選ぶのも、

どんな服装や振る舞いをするのも、

全部が絶対に正しいんです。

 

  • 胸オペをする。
  • それ以上の治療はしない

というのは僕の選択ですけど、もちろんみなさんにはみなさんの選択があってOKです。

REIJI
どんなセクシュアリティを選んで生きていくか、というあなたの選択と決断は、そのままで絶対的に正しいと僕は思います。

 

初診と手術までの準備について詳しく知りたい方はこちらの記事をみてください!

FtXの胸オペレポート① 初診と手術日までの準備

 

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