【同性婚と子供】同性カップルが里親制度を利用して子供を持つことについて考えてみた

   

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同性カップルが子供を持つためには、主には二つの方法があります。

ひとつは、精子提供を受けて血のつながった子供を育てるケース。

もう一つは、里親制度を利用して児童養護施設などで生活している子供を預かるケース。

 

REIJI
今日はこのうちの

「里親制度を利用して子供を持つケース」

に焦点を当てて、同性カップルと子育てについて考えてみたいと思います。

同性カップルの子供はかわいそう

同性カップルに育てられた子供は「かわいそう」

そんな意見の中には、次のような理由を挙げている人がいました。

 

同性カップルの子供は愛情が不足する?

同性カップルだから子育てできない、異性カップルならできるということではなく、異性カップルのなかにも同性カップルのなかにも、子育てが得意な人と苦手な人がいます。

子供が淋しい思いをするかどうかは両親の性別やセクシュアリティではなく、両親が子供と一緒に過ごす時間の過ごし方によって決まります。

 

周囲から適切なサポートを受けることも、子育てに求められる技術であるかもしれません。

 

同性カップルの子供はゲイやレズビアンになる?

同性カップルの子供はゲイやレズビアンになる。

このことが真実なら、異性愛者の両親から生まれた子供は全員異性愛者になるはずですが、人口に占めるゲイ・レズビアンの割合が示しているように、そんなことはまったくありません。

 

そして、ゲイやレズビアンに「なる」という言葉。

 

ゲイやレズビアンであることは、回避すべき事項なのでしょうか?

僕はそうは思いません。

誰が誰を好きになるのかは、個々人に許された自由です。

 

異性愛者のカップルに育てられた子供にも、同性愛者のカップルに育てられた子供にも、自分のセクシュアリティ(性的指向や性自認)を選ぶ権利があります。

誰を好きになるか、そしてどんな性別を生きるのかは、両親によって強制されるべきものではないと同時に、強制されたからといって簡単に変えられるものではないはずです。

 

同性の両親を持つ子どもの声

【アイオワ州議会で行われた、同性パートナーシップ制度廃止の提案に対する反対スピーチ】

あなた方がこれから投票する結果は、私たちや私の家族を変えるものではありません。

私の家族が法的にどのような存在であるか、法律がどう私の家族を扱うかが変化するのです。

 

【アメリカユタ州 レズビアンの両親を持つ兄弟によるスピーチ】

僕は今日ここに、愛について、家族について、そして平等な権利について話すために来ました。

僕の両親がゲイ(同性愛者)であるために、僕たちが愛されていることを信じない人たちがいますが、それは間違っています。

僕は僕のママたちを愛しているし、ママたちは僕と弟を無条件に愛してくれています。

 

こうしたスピーチのように、同性カップルに育てられた彼らは自分たち家族と両親に誇りを持っています。

だからこそ社会的に与えられる不平等に対しては、

「法律が自分たちをどう扱おうが、自分たちの絆は何も変わらない」

という強くてカッコいい言葉で反論することができるんだということを感じました。

 

同性カップルと里親制度

血のつながりのない子供を家庭の中に受け入れるには、養子縁組制度里親制度の二つがあります。

 

養子縁組制度は、「養親になる人には25歳以上の夫婦」との条件があり、同性婚が認められていない現行の条件では同性カップルの場合はこれに当てはまりません。

 

一方の里親制度における養育里親は、「家族と暮らせない子供を一定期間自分の過程に迎え入れて養育する里親」の事です。(引用参考サイト:厚生労働省 里親制度等について

指定される研修や児童福祉協議会の審査を受ければ、特別な資格がなくても里親になることができます。

 

この里親制度を同性カップルがはじめて利用したのは、2016年12月のことです。

全国で初めて、大阪市が30代と40代の男性カップルを養育里親として認定しました。

それまでは同性カップルが里親を申請したとしても、里親制度と養子縁組制度が混同されるなどして、自治体から「夫婦でなければ里親になれない」と断られたり、中には差別的な言葉をぶつけられることもあったようです。

 

同性カップルの里親認定という全国初の試みを受けて、淀川区のLGBT支援事業ニュースレター「虹色ニュース!」2015年9月号には、次のような言葉が掲載されました。

  • 里親として適任者であれば、差別や偏見でもってLGBT当事者を排除することは絶対にない
  • 養育里親への登録は、研修などを受けないといけないが是非登録してほしい!
  • そして、登録後に子ども達にあった里親であればマッチングをします!

 

愛情を受けて育つ子供がたくさん増えてほしい

日本では、戸籍上の夫婦、そして親子間の血のつながりがとても重視されています。

血のつながった家族が良い絆を作れること。それ自体はとても素晴らしいことだと思います。

でも、血のつながりだけが最も強固で正しい絆ではありません。

 

血がつながっていても、いなくても、「家族」になれることもあればなれないこともある。

重要なことは「家族」になったその先でお互いにどんな関係を作っていくかです。

 

僕も障害児施設で働いていたので思いますが、施設の職員がどれだけの愛情を注いでも、それは「家庭」や「家族」のなかで与えられる種類の愛情とは別種のものです。

今後同性カップルの里親制度がもっと広まっていって、家族の中に受け入れられ、家庭の愛情を受けることのできる子供の数が増えて欲しいと思います。

 

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