死にたがりに捧ぐ 最高に後味の悪いおすすめ鬱漫画7選

   
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死にたがりの皆さん、こんにちは。

こんな日は質の良い鬱漫画を読んでゆっくりと絶望的な気分に浸りましょう。

随時更新です。

 

「なるたる」 鬼頭莫宏

<裏表紙より>

今年小学6年生の玉依シイナが島で出会った、人の認識外のモノたち、乙姫、成龍、そしてホシ丸。シイナの日常が今、ゆっくりと、しかし確実に変わりだす。少年少女が織りなす、地球的スケールの物語が始まった‼

鬱漫画といえばこれは外せません。

1巻のほのぼのとした表紙とは裏腹に、胸クソ悪いシーンと畳み掛けるような絶望の連続。

いじめ、暴力、親殺しにレイプと一切の人間の醜さをさらし、でもそのひとつひとつの醜さを紐解いていくと、それらの暴力性や人を蹴落とし傷つけてでも自分だけが幸福になろうとする気持ちの根っこみたいなものって、僕たちが多かれ少なかれ抱いたことのある感情です。

そのことを容赦なく突き付ける残酷さはトラウマ漫画の呼び名を決して裏切らないでしょう。

でもそれだけでは終わらず、生きるとは何か人間とは何か、深遠なテーマを心に残してくれます。

 

「女の子が死ぬ話」柳本光晴

<裏表紙より>

高校入学初日。少女マンガのような青春にあこがれる千穂に、2人の友達が出来た。とてもカッコイイ男の子・和哉と、人形のようにかわいい女の子・遥。和哉への淡い恋心を抱きながら3人で過ごす充実した学園生活。しかし、ある日、遥は千穂と和哉の前から、突然姿を消してしまう・・・。

余命わずかな少女とその周囲の人々を描いた感動のラブストーリー

ベタな少女漫画のような表紙とあらすじでバカにしてはいけません。

凄い漫画です。

あらすじはタイトルの通り「女の子が死ぬ話」なのですが、死にゆく遥が抱えた覚悟、和哉が千穂に語らなかった遥との最後の時間のすべてを知った時、僕はもう涙を止めることができませんでした。

 

「残響」 高橋ツトム

<1巻裏表紙より>

とある工場町で暮らす智(さとる)。目標もなく、漫然と日々を過ごす彼の安アパートの隣室には、元ヤクザの老人、瀬川が住んでいた。ある日、瀬川は智に「500万渡すから、自分を殺してくれ」という依頼を受ける。激しく躊躇する智だったが、その心に徐々に変化があらわれはじめ・・・⁉

あぶりだされていく智の奥に潜む狂気・・・己の本性に気付いた智が選択する生き方とは・・・超実力派作家、高橋ツトムが挑む新境地‼

この引き金を引いたらどうなるのか――。

一丁の銃が狂わせたいくつもの人生をめぐるロードストーリー。

狂気を抱えた一人の青年が愛を知ったその先にあるのはやはり狂気でした。

智、大吾、そして魁也へと繋がる愛の流れは圧巻の一言。

トーンないしこれどうやって描いてるのかと思ったら、NHKの漫勉でやってましたが墨汁使って書いてるんですね。

超絶美麗カラーにも注目。

 

「羣青」 中村珍

<上巻裏表紙より>

殺してほしいの――

日常的に続く夫の暴力。そんな日々に耐えかねた女は、友人のレズビアンに夫を殺すよう持ちかける。想い人からの頼みを断りきれず、レズビアンは彼女の夫を殺し、そして――

連載開始時弱冠22歳であった著者の、血を肉を骨を削って描いた渾身の460ページ。

好きな女のために女の夫を殺したレズビアンと、女との逃避行を描いたロードストーリーです。

上・中・下巻の三冊あって一冊ずつが普通の漫画単行本3冊分くらいの厚み。総計1440ページ。

すごいボリュームです。感情持ってかれまくりです。

描写もえぐいんですけど、本当にえぐい漫画というのは人間の内面のえぐみを描き切った漫画なんだと思います。

理解と差別は似てる

日ごろの行いと人生全体の幸、不幸・・・は、基本的に無関係なの

僻んだって妬んだって泣いたって願ったって怒ったって、得るものなんて、何もないから。(中略)他人の幸福に、いちいち怯むな

など数々の名言を生みました。

 

「悪の華」押見修造

<1巻裏表紙より>
ボードレールを愛する、文学少年・春日高男。

ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた大好きな佐伯奈々子の体操着を、思わず盗ってしまう。

それを、嫌われ者の少女・仲村佐和に見られていたことが発覚!!

バラされたくない春日に、彼女が求めた”契約”とは・・・!?

これはこちらの記事「今さらながら『悪の華』 爛れたクソムシの世界」で散々書いたのでとくに言うことは無いです。

 

「ひばりの朝」ヤマシタトモコ

<1巻帯より>
手島日波里、14歳。同い年の子供より、肉感的な体つき。

彼女を知れば、男はたいが性的な感情を抱き、女はたいがい悪意の弾をこめる。

彼女に対して劣情を抱いている男や、片思いをしている少年、劣等感を抱く女、そして彼女をおとしめたい少女が、ひっそりと、エゴイスティックに語り出す。

彼女にまつわる心理展開図はどこまでも繁るが、真実の正体は誰が知るのか――。

自覚なき悪意や意図的な悪意がどんな風にひとりの人間を追い詰めるかという話。

「ひばり」側にいた人にも無自覚に「ひばり」を追い詰める側であった人にも、万人に読んで欲しい。

一番の読みどころは中学校教師の辻先生のモノローグですね。その一部がこちら。

「偽善者」と「薄っぺら」と「信じられない」「気持ち悪い」「普通じゃない」と

ありきたりの言葉であなたたちがその狭い世界を罵るたび

あなたたちが世界にどれほど美しく強堅で信ずるべき善いものを求めているか、いつも思い知らされるようです。

引用元:ヤマシタトモコ「ひばりの朝」2 (株式会社祥伝社)

なんかまわしもんみたいになってますけど、大好きなんです。ヤマシタトモコ。

 

「BANANA FISH」吉田秋生

<1巻裏表紙より>
1973年、ベトナム。米軍兵士グリフは突如錯乱、同僚を射殺して廃人とかした彼はひとつの言葉を繰り返しつぶやく ・・・バナナフィッシュ。

1985年、ニューヨーク暗黒街。非常と暴力が支配するこの街で、ストリート・キッズを束ねる少年がいた。

アッシュ・リンクス。IQ200の知能に超一級の戦闘力をあわせもつ、17歳のアンファン・テリブル。

日本から来た少年・奥村英二とアッシュの出会い。その時、バナナフィッシュをめぐるマフィアとの暗闇は間近に迫っていた・・・。

1980年代ニューヨークを舞台にしたハードボイルドストーリー。往年の名作です。

・・・面白いんですよ?面白いんですけど、

危険な薬物を打たれた友達がとか、キディポルノとか、あんなに強かったアッシュがたった一人の親友英二を守るためにあー!あー!(涙)とか、あとラストとかね。

鬱要素てんこ盛りです。

感情移入しちゃって辛いんですよね。読み出したら最後まで読むけど。

しばらく立ち直れませんよ(笑)

 

 

 

Next, coming soon…

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reiji(れいじ)

長野県に住む24歳FtXブロガー。
生きづらい日々を生きやすく、つまらない人生を楽しくするためのノウハウを展開中。
映画、漫画、SF小説が大好き。

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